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社会学研究科講義科目

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研究科共通科目 先端社会科学 4727 A 秋・冬 金曜日2時限  2単位

ジェンダー特論

担当教員:平井 和子
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

学部生3年生以上、大学院生

【授業科目の目的と概要】

テーマ:日本の近代から現代までをジェンダーの視点で検証する
現代社会のジェンダーを巡るイシューを理解するためには、歴史的視点が必要である。「女」と「男」という性別二元論は、いつも時代にも存在する自然で普遍的なものではない。「女」、「男」というジェンダーは、時代、社会ごとに異なる
意味づけがなされ、そこに競合関係や権力関係が働いてきた。本科目では、「女」、「男」のカテゴリーがいかに近代という歴史過程の中で構築され、システム化され、人々の認識を縛って来たかを見る。それによって、現在日本に噴出するジェンダーにまつわる問題群を解く力を養う。

【授業の内容・計画】

1回 ガイダンス
2回 古代から近代までの日本史をジェンダー視点で概観する
3回 〈近代〉がつくったジェンダー①(明治民法、「主婦」の誕生)
4回 〈近代〉がつくったジェンダー②(徴兵制度と「男らしさ」と兵隊さんモデル)
5回 第1波フェミニズム(『青鞜』の女性たちの論争、異性愛至上主義の誕生)
6回 総力戦とジェンダー①(戦争と「女さしさ」の動員)
7回 総力戦とジェンダー②(普選運動家と庶民女性の戦争協力、女性兵士の各国比)
8回 ゲスト・トーク
9回 軍隊とセクシュアリティ①(日本軍「慰安婦」問題)
10回 軍隊とセクシュアリティ②(日本軍「慰安婦」の記録に関するDVD鑑賞―中間レポート)
11回 占領とジェンダー(占領軍向け「慰安所」)
12回 ウーマンリブと女性学の誕生
13回 戦後の「男らしさ」の変化と男性学の誕生
14回 期末教場試験

学生の興味・関心によって、内容、日程に変更がある場合がある。

【テキスト・文献】

特定のテキストは使用しない。毎回、レジュメを配布する。
全体を通しての参考文献は、以下のものを挙げておく。
久留島典子他編『ジェンダーから見た日本史』大月書店、2015年
上野千鶴子編『新編 日本のフェミニズム6 セクシュアリティ』岩波書店、2009年
三成美保編著『同性愛をめぐる歴史と法―尊厳としてのセクシュアリティ』明石書店、2015年
阿部恒夫他編『男性史2₋モダニズムから総力戦へ』日本経済評論社、2006年

なお、担当者の専門分野として下記を参照のこと。
平井和子『日本占領とジェンダー―米軍・売買春と日本女性たち』有志舎、2014年

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