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社会学研究科講義科目

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地球社会研究専攻 越境 4808 秋・冬 木曜日2時限  2単位

エスニシティ論

担当教員:伊藤 るり
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

 

【授業科目の目的と概要】

今年度の授業では「フランス共和国における移民とエスニシティ」を理解するうえで、基本的な文献となるG・ノワリエル『フランスという坩堝』、ならびにAbdelmalek Sayad, _The Suffering of the Immigrant_を講読していく。前者の初版は1988年。フランスの歴史叙述における移民の不在を指摘し、その承認を求める本格的な移民史の端緒となった著作。後者はブルデューの研究協力者としても知られたアルジェリア出身の社会学者による丹念なフィールドワークに基づくアルジェリア出身移民に関する論集。授業では、フランスの事例を中心に扱うが、講読の過程では日本を含めた他の諸外国との比較を可能とする指標や切り口を念頭に置きながら、フランスにおける移民の受け入れやエスニシティの位置づけについて考えることが目標である。

【授業の内容・計画】

以下は仮日程、受講生と相談しながら進めていく。
9月21日 授業紹介。
9月28日 Noiriel, はじめに、序論、第1章 記憶の場ならざるもの
10月5日 Noiriel, 第2章 
10月12日 Noiriel, 第3章
10月19日 (担当者出張のため休講)
10月26日 Noiriel, 第4章
11月2日 Noiriel, 第5章
11月9日 Noiriel, 第6章+結論
11月16日 Sayad, Preface, Introduction, Ch.1 原罪と集合的な嘘
11月30日 Sayad, Ch. 2 出移民の3つの時代
12月7日 Sayad, Ch.3 標準的移民過程
12月14日 Sayad, Ch.4 ナショナリズムと出移民
12月21日 Sayad, Ch.11 帰化
1月11日 Simon, “The Choice of Ignorance”

【テキスト・文献】

以下の文献のうち、(1)については、各自入手のこと。(2)と(3)は別途指示する。
(1)ノワリエル、ジェラール、2015、『フランスという坩堝――19世紀から20世紀の移民史』大中一彌、川崎亜紀子、太田悠介訳、法政大学出版局(原書=初版1988. 2006, Le Creuset français. Histoire de l’immigration XIXe-XXe siècle, édition mise à jour augmentée d’une préface, Paris : Editions du Seuil)
(2)Sayad, Abdelmalek. 2004. The Suffering of the Immigrant. Translated by David Macey. Preface by Pierre Bourdieu. London: Polity Press (=1999. La double absence: Des illusions de l’émigré aux souffrances de l’immigré. Paris : Editions du Seuil.
(3)Simon, Patrick. 2015. “The Choice of Ignorance: The Debate on Ethnic and Racial Statistics in France.” Patrick Simon, Victor Piché, Amélie A. Gagnon, eds. Social Statistics and Ethnic Diversity: Cross-National Perspectives in Classifications and Identity Politics. pp.65-87

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