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社会学研究科講義科目

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地球社会研究専攻 越境 4807 春・夏 木曜日2時限  2単位

世界都市論

担当教員:町村 敬志
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

大学院

【授業科目の目的と概要】

「都市・社会・空間」論の基礎と新しい展開
 現代の都市研究を含む社会科学の主要なテーマのひとつとは、グローバリゼーションと市場経済中心主義の影響がいかに社会・空間・人間のあり方を変容させるか、また、その変容に対してどのような制度的・非制度的な対応が生起してくるか、にあった。しかし、2000年代に入り、地域により、また同じ地域のなかでも集団・場所・状況により、変化の方向は入り乱れ、新たな問いの形自体が模索される段階が、世界的に訪れつつある。たとえば、歴史・記憶・ノスタルジーの再帰的な規定力が焦点化され、また、ひと・モノ・ことの相互連関的な構造の変化と連続性とが問い直されるなかで、グローバリゼーションをより長期のモダニティの歴史のなかに埋め込み直す必要性が増している。あるいはまた、グローバルな変化に対応したトランスナショナルな主体形成の可能性が引き続き語られる一方で、寛容性や自律性までをも織り込んだ競争的主体の優越とそれを支える「統治性」強化装置の浸透が、「対抗」の意味やそのあり方じたいを不透明な状態に置いている。本講義はこれらを踏まえながら、各自の課題をそれらとの連関のなかで考察するための基礎を学習する。

この講義は、さまざまな関心や学問的な背景をもつ受講者が、1)都市・空間研究の基礎と展開をオリジナルのテクストの読解を通じて学ぶことにより、2)自らの研究のなかに空間論的視点を生かすことが可能になる、ことをめざす。毎回指定された文献を読み、指定された報告者が内容を紹介した上で、解説と討論を行う。とりわけ海外の研究動向との関係についても共有をしていく。

【授業の内容・計画】

目的で述べた問いを念頭に置きながら、以下の計画に沿いながら進める。また、受講者の関心を確認した上で、内容について調整を行う。前半では、都市・空間研究の基本的文献(ジンメル、シカゴ学派、カステル、ハーヴェイ、フーコーほか)を読み進め、後半では、参加者の関心をみながら論争的なテーマ(権力、グローバリゼーション、社会運動、階級・ジェンダー・エスニシティ、移動と市民権、排除・包摂、郊外論、新自由主義等)を扱う新しい文献を読み進める。

【テキスト・文献】

単行本形式のテクストは使用しない。毎回の課題文献については、マスターコピーを用意するので、各自あらかじめ、複写等をおこなうこと。

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