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社会学研究科講義科目

※ 当該講義情報の詳細は 本学学務情報システム・学生ポータル Mercas を参照してください。

総合社会科学専攻 歴史社会研究分野 4616 B 秋・冬 木曜日2時限  2単位

ヨーロッパ社会史 I (中世)

担当教員:阪西 紀子
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

大学院生のみ。

【授業科目の目的と概要】

テキストとして使用するのは、アイスランドの研究者 Jón Viðar Sigurðsson の次の著書です。Viking Friendship: The Social Bond in Iceland and Norway, C. 900-1300 (Cornell Univ Pr, 2017).
『ヴァイキングの友情:900-1300年頃のアイスランドとノルウェーにおける社会的紐帯』と題されるこの本で著者は、アイスランドとノルウェー社会を結びつけている友情の様々な形態、権力闘争および紛争の終結における友情の役割、キリスト教導入の前後において友情がどのように宗教的信仰と実践を形成したかを考察しています。広範なアイスランド・サガと他の史料に依拠することで、著者は友人間の忠誠がどうのように確立され、維持されたかを詳述しています。著者の示すヴァイキングの友情の主要要素は、贈与と宴会を通して示される保護と気前の良さでした。
上述の考察を行なうこととともに、まとまった量の学術的な英文を読み、論旨を把握できるようになることが目標です。この著書の理解には、ある程度の予備知識が前提となるので、予め中世アイスランドや北欧に関する知識を持っていたり、学部での私の授業を受けたりしていることが望ましいですが、絶対に必要なわけではありません。必要に応じて補足説明をしていきます。

【授業の内容・計画】

この著書はイントロダクションと8章から成り、本文は約130頁です。半年の授業で読み終えるためには、1回あたり10頁ずつ読み進めることになります。履修人数により、授業の進め方は変わりますが、分担を決め、レジュメを作ってきて報告する、という形を基本に考えています。

【テキスト・文献】

テキストについては上述。
日本語で読める参考文献として、サガについては、ステブリン=カメンスキイ『サガのこころ:中世北欧の世界へ』(平凡社、1990年)、J. L. バイヨック『サガの社会史:中世アイスランドの自由国家』(東海大学出版会、1991年)、北欧史については百瀬宏, 熊野聰, 村井誠人編『北欧史』(山川出版社、1998年)、熊野聰『ヴァイキングの歴史:実力と友情の社会』(創元社、2017年)があります。また、参考になる英語の事典として、Phillip Pulsiano et al. eds., Medieval Scandinavia : an encyclopedia (New York : Garland, 1993 )があります。

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