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社会学研究科講義科目

※ 当該講義情報の詳細は 本学学務情報システム・学生ポータル CELS を参照してください。

総合社会科学専攻 歴史社会研究分野 4608 B 秋・冬 木曜日2時限  2単位

ヨーロッパ社会史 I (中世)

担当教員:阪西 紀子
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

院生

【授業科目の目的と概要】

テキストとして使用するのは、アメリカの研究者 William Ian Miller の次の著書です。'Why Is Your Axe Bloody?':A Reading of Njáls saga (Oxford Univ Pr, 2014).
 『「なぜあなたの斧は血塗られているのか?」:『ニャールのサガ』を読む』と題されるこの本で、法制史家である著者は、「アイスランド人のサガ」最大・最高の傑作とされる『ニャールのサガ』を読み解いています。このサガは、宴会での席の序列をめぐるささいな争いが、主要人物たちを巻き込む複雑なフェーデへと発展し、ついには主人公ニャールの焼き討ちへと至る過程を描写しており、以前の著作でサガにおける復讐とフェーデの精緻な分析をなしたこの著者が論ずるのにまことにふさわしいと思われます。またこのサガは、法と訴訟手続きへの関心が顕著に見られることでも知られています。
 上述の考察を行なうこととともに、まとまった量の学術的な英文を読み、論旨を把握できるようになることが目標です。この著書の理解には、ある程度の予備知識が前提となるので、予め中世アイスランドや北欧に関する知識を持っていたり、学部での私の授業を受けたりしていることが望ましいですが、絶対に必要なわけではありません。必要に応じて補足説明をしていきます。

【授業の内容・計画】

この著書はイントロダクションと22章から成り、本文は約300頁です。半年の授業で読み終えるためには、1回あたり約25頁ずつ読み進めることになります。履修人数により、授業の進め方は変わりますが、分担を決め、レジュメを作ってきて報告する、という形を基本に考えています。

【テキスト・文献】

テキストについては上述。
 日本語で読める参考文献として、サガについては、ステブリン=カメンスキイ『サガのこころ:中世北欧の世界へ』(平凡社、1990年)、J. L. バイヨック『サガの社会史:中世アイスランドの自由国家』(東海大学出版会、1991年)、北欧史については百瀬宏, 熊野聰, 村井誠人編『北欧史』(山川出版社、1998年)、熊野聰『ヴァイキングの歴史:実力と友情の社会』(創元社、2017年)があります。また、参考になる英語の事典として、Phillip Pulsiano et al. eds., Medieval Scandinavia : an encyclopedia (New York : Garland, 1993 )があります。
※予定している配布方法

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