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社会学研究科講義科目

※ 当該講義情報の詳細は 本学学務情報システム・学生ポータル CELS を参照してください。

総合社会科学専攻 歴史社会研究分野 4617 A 夏 月曜日1時限  木曜日1時限 2単位

アジア社会史特論A

担当教員:加藤 圭木
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

学部3年生以上、大学院生

【授業科目の目的と概要】

近現代における日本と朝鮮半島の関係を、民衆史的視点、ジェンダー視点を踏まえて学ぶ。
授業は、教員による講義と受講者のグループによる発表で構成される。

到達目標
(1)近現代日本・朝鮮半島の歴史の基礎的事実について、民衆史やジェンダーの視点を踏まえて理解すること。
(2)(1)の内容を人に説明できるようになること。
(3)複数のテキストを参照しながら、議論を組み立てられるようになること。

※初回の授業でグループを決めるので、必ず出席すること。欠席する場合は事前にメールで連絡すること。

【授業の内容・計画】

(1)6/3 日本社会の朝鮮半島認識を考える——「私」の朝鮮認識への問い——
(2)6/6 3・1運動100年、何が問われているのか
(3)6/10 現地を歩いて見た朝鮮民主主義人民共和国の現在
(4)6/13 韓国映画から考える韓国民主主義
(5)6/20 日韓歴史共通教材を読むⅠ:朝鮮の開港から日清戦争、大韓帝国へ
(6)6/24 日韓歴史共通教材を読むⅡ:朝鮮植民地化と武断統治
(7)6/27 日露戦争期朝鮮の研究を深めるために
(8)6/30 日韓歴史共通教材を読むⅢ:3・1運動と日朝相互認識
(9)7/1 植民地主義とジェンダー:民衆への接近
(10)7/4 日韓歴史共通教材を読むⅣ:1930年代から解放まで
(11)7/8 植民地主義とジェンダー:解放への模索
(12)7/11 日韓歴史共通教材を読むⅤ:朝鮮戦争から日韓条約、そして在日朝鮮人の歴史
全学補講日7/15
(13)7/18 日韓歴史共通教材を読むⅥ:1960年代以降の日本と朝鮮

【講義】
朝鮮半島と日本の近現代の関係について、いくつかのトピックをとりあげる。
現地調査の報告や、韓国映画を活用し、「今」と「過去」をつなぐ視点を提示する。
また、抑圧された側にとっての真の解放とは何かを考えるために、民衆史やジェンダー史の方法についても講義する。

※講義後、コメントをmanabaから提出してもらう。これについては匿名で授業内で紹介する場合がある。
※講義の理解を深めるために、事前にテキストを配布し、それに対するコメントを800字程度で求める。2〜3回程度を予定している。これについても匿名で授業で紹介する場合がある。

【グループワーク:日韓歴史共通教材を読む】
上記で「日韓歴史共通教材を読む」(全6回)となっているのは、グループによる発表の実施日である。
『日韓歴史共通教材 日韓交流の歴史』(明石書店、2007年)をとりあげ、グループ発表を踏まえて全体でのディスカッションを行う。
このテキストは、日本と韓国の歴史研究者・教育者が10年にわたる共同作業を経て刊行した、高校生を対象とした先史時代から現代までの日本・朝鮮半島の歴史教材である。教科書のような叙述スタイルであるが、日本版・韓国版の文章は同一になっている。
このテキストの近現代史部分について、4〜5名のグループに分かれて授業内で分析や考察を発表してもらい、授業内で討論をしていく。なお、討論にあたっては事前にコメンテーター(発表担当以外のグループ)を指定し、議論の口火を切ってもらう。
テキストについては、全受講生が事前に読んでくるものとする。

※グループ発表の準備
授業初回(6/3)にグループごとのミーティングの時間を30分程度とるので、その後は適宜会合等を開き、発表準備を進めること。
グループは原則的に学年等を考慮して教員が組む。

*グループ発表のポイント
発表にあたっては、少なくとも以下の内容を組み込むようにしてほしい。
・日韓歴史共通教材にはどんなことが書かれているのかを整理する(内容の要約)。
・日韓歴史共通教材を高校の教科書(日本史・世界史・現代社会・政治経済等)と比較する。
・日韓歴史共通教材の記述でどのような点が優れているのか、また課題はどこにあるのかを指摘する。
・日韓歴史共通教材のなかで、日本ではあまり知られていない歴史について、研究論文等を調査して、さらに詳しい情報を提示する。
その他の論点もぜひ積極的に組み込んでほしい。

*グループ発表の方法
グループ発表にはパワーポイントを使用するものとする。
1グループの発表時間は20〜25分程度、討論時間は20〜25分程度とする。
毎回2グループが発表するものとする。
原則としてグループ全員が口頭での発表を担当すること。

※グループ発表後の受講者によるコメントの提出
グループ発表に対して、受講者全員が400字以上のコメントを事後に提出するものとする。これについては、manabaで受講者相互が閲覧可能な状態とする。

※グループ発表担当者によるまとめコメントの提出
グループ発表担当者は、他の受講者から寄せられたコメントを受けて、一週間程度でグループ発表の総括を800字程度で提出してもらう。これについてもmanabaで共有する。

授業にあたってはmanabaを全面的に活用するので、manabaを定期的に確認するようにしてほしい。

【テキスト・文献】

*テキスト
歴史教育研究会(日本)・歴史教科書研究会(韓国)編『日韓交流の歴史——先史から現代まで』明石書店、2007年

*参考文献
東京歴史科学研究会編『歴史を学ぶ人々のために—現在をどう生きるか—』岩波書店、2017年
武田幸男編『世界各国史2 朝鮮史』山川出版社、2000年
その他、授業内で指示する。

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