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社会学研究科講義科目

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総合社会科学専攻 歴史社会研究分野 4614 A 冬 火曜日1時限  金曜日1時限 2単位

アジア社会史特論A

担当教員:加藤 圭木
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

特にありません

【授業科目の目的と概要】

朝鮮近代史の最新の研究成果を知り、歴史学研究の方法を学ぶとともに、植民地主義や人権の問題を考察する視点を養います。第一に、朝鮮植民地支配の実態について考察する歴史学の方法を理解すること。第二に、朝鮮植民地支配に関する研究動向について知識を獲得すること。
基本的には講義形式で進めますが、manabaなどを活用して、ディスカッション等もおこなってみたいと思います。また、事前に論文を読んでくることを、課題として課す予定です。
授業後にはコメントを提出してもらい、それを踏まえて、授業を進めていきます。

【授業の内容・計画】

朝鮮植民地支配について、いくつかのテーマに即して、お話しします。
本講義では、(1)地域や人びとの動向に注目する視点から、植民地期の朝鮮社会像を把握すること、(2)植民地支配の特質、とりわけその暴力性を解明することに、重点をおいていきます。以下のような内容をお話ししていく予定です。
受講生の反応を踏まえて、授業の内容を変更する場合があります。

(1)「水俣病」から問う帝国日本① 忘れられた「興南病」
(2)「水俣病」から問う帝国日本② チッソと植民地朝鮮
(3)「水俣病」から問う帝国日本③ 植民地朝鮮における公害
(4)「水俣病」から問う帝国日本④ 植民地主義と向き合うチッソ労働者たち
(5)日本軍「慰安婦」問題と被害者の尊厳―「和解」論の陥穽と正義の行方―
(6)「地域」から構想する朝鮮近代史① 行き詰まる港湾都市「開発」
(7)「地域」から構想する朝鮮近代史② 地域の独自性と植民地支配
(8)「地域」から構想する朝鮮近代史③ 「辺境」からの朝鮮史
(9)「内在的発展論」再考―社会の多様性をめぐって―
(10)日露戦争再考―日本軍は朝鮮東北部になぜ「軍政」を布いたのか―
(11)植民地支配とジェンダー① 民族解放運動とジェンダー史
(12)植民地支配とジェンダー② 公娼制と地域社会
(13)植民地支配と天皇制―植民地支配責任と向き合うとはどういうことか―

なお、一方的にお話しするだけではなく、受講生にも議論に参加してもらうために、次のような方式を取り入れる予定です。
(1)授業の前に論文を読み、コメントを事前に提出してもらう(manaba提出を予定)。それを元に授業でディスカッションを実施する。
(2)授業後にコメントを提出してもらい、次回の授業でリプライをする。

【テキスト・文献】

*参考文献
加藤圭木『植民地期朝鮮の地域変容』吉川弘文館、2017年
東京歴史科学研究会編『歴史を学ぶ人々のために—現在をどう生きるか—』岩波書店、2017年
武田幸男編『世界各国史2 朝鮮史』山川出版社、2000年
その他、授業内で指示します。

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