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社会学部講義科目

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人間行動研究分野 基礎科目 43201 春 火曜日3時限  金曜日3時限 2単位

社会心理学 I (社会的分野)

担当教員:安川 一
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

2年次以上

【授業科目の目的と概要】

この授業(社会学的社会心理学)の課題は、私たちの私的な経験の数々——記憶、感情、動機、偏見、自己、嫌悪、表象、性愛、嗜癖、等々——を日々の実践の社会的所産として理論的に考察する、「日常生活世界の学」の展開である。私たち自身にまつわる自明でありふれた、その意味で“所与”のものごとの数々は、他ならぬ私たち自身が加担することをもって規範的に構成されている、このことの実際とそのカラクリとを直視−再考していく。

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

授業は下記計画のような流れで行われる。(2)〜(4)はそれぞれ3〜4個のトピックに関する授業で構成される。毎回の授業はトピックごとに完結するように行われ、各項ごとに総括・考察を繰り返しながら、総合考察の論題へと連なっていく。
 今年度の中心トピックは「感覚」である。一見して生理−心理的で私的な「感覚」は、しかし社会・文化的性格をもち、かつまた日常生活世界の諸実践とともに現象している。このことを各項で繰り返し確認し、検討を積み重ねて、授業全体を構成していく。
(1)導入:態度と予測(“社会”心理学の視点)
(2)ヒトの“内なるもの”という考え方:記憶・動機・感情・感覚
(3)社会過程と“私”:アイデンティティ・役割・ヒト
(4)表現/理解するということ:社会的表象・パースペクティヴ・日常生活実践
(5)総合考察:社会的世界と個別的世界の相互的編成

【テキスト・文献】

以下は、いわゆる“教科書”(それについて教える書)ではない。理解を支えるだろう参考文献である。
(1)V.バー『社会心理学が描く人間の姿』ブレーン出版, 2005.
(2)安川 一(編)『ゴフマン世界の再構成:共在の技法と秩序』世界思想社, 1991.
(3)片桐雅隆『過去と記憶の社会学:自己論からの展開』世界思想社, 2003.
(4)竹内 均『自閉症のコミュニケーション:もうひとつのコミュニケーション論』世界思想社, 2008.
(5)A.L.ストラウス『鏡と仮面:アイデンティティの社会心理学』世界思想社, 2001.
(6)J.F.グブリウム&J.A.ホルスタイン『家族とは何か』新曜社, 1997.
(7)M.L.クロスリー『ナラティブ心理学セミナー:自己・トラウマ・意味の構築』金剛出版, 2009.
(8)K.ガーゲン『あなたへの社会構成主義』ナカニシヤ出版, 2004.
(9)I.ハッキング『何が社会的に構成されるのか』岩波書店, 2006.
(10)小坂井敏晶『社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉』筑摩書房, 2013.

【キーワード】

文化、言語・コミュニケーション、ジェンダー・セクシュアリティ、情報・メディア

 

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