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社会学部講義科目

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社会学科導入科目 40124 秋・冬 水曜日2時限  2単位

社会研究入門ゼミナール(木村 元)

担当教員:木村 元
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

社会学部1・2年生のみ履修可能。

【授業科目の目的と概要】

導入ゼミを踏まえて、社会科学研究の基本的認識、方法、スキルを教育を素材にして応用し、深めることを目的とする。
その中軸の問題として「事実」をどのように課題を設定しておきたい。こんにちfake newsが話題となっているように事実とは何かが問われている。その事実について実践的に考える。たとえば虹は7色であるという事実は、欧米を中心に7色以外で捉える多くの国や社会の存在によって崩れてしまう。factは真実とつながるものであるというイメージについてもこれを説明する語源が「虚構」「人為的」としている点から揺るがされる。事実は決して自明では無い。そうした不確かな事実の上にこの社会が成り立っているという点を自覚しながら教育の事実について考え、これまで見てきた事実とは異なった「事実」を捉えられる<社会科学の眼鏡>のフレームづくりを行う。

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

教育を主たる対象として社会科学研究の基礎を以下の過程を通して培う演習である。それぞれの教育(学校)体験や教育観を踏まえながら、教育を考える際に何が問題となっているかを確認し、問題の位置づけを与えてくれる文献を講読する。一連の過程を経て自らの教育についてもっている認識を深め、共同の論集をつくりあげ共有する。それを通して社会科学的に「事実」を捉えそれを整理、表現するための基礎的な力量を身につける。具体的な目標としては、「事実」と意見を分けて議論ができる。「事実」を踏まえて自分なりのアプローチをたててコメントをつけるという報告のレジュメが書けるようになる。他者の議論を踏まえて自分の見解が示せるようになる。以上を踏まえたまとまった論をpaperにおいて展開できるようになる。
 具体的なプロセスは以下のとおり。
(1) 社会問題の解決のための第一歩は問題をどのように掴むかである。そのためのウオーミングアップとして、それぞれが自分の教育(学校)体験や教育観などを発表してもらって、教育を考える際に何が問題となっているかをはっきりさせることからスタートしたい。どのように問えば自分が問題にしていること、あるいは自分の受けてきた教育を捉えることができるかを考えたい。
(2) (1)の報告も踏まえながら、小テーマを設定して共同で検討を加える。
(3) 問題の位置づけを与えてくれる文献を講読する。さらに、狭い意味での教育学にこだわらず、教育を考えるための基礎文献を読むことも含める。
(4) 以上の作業を経てそれぞれが自らの教育認識を深めた成果を論集としてつくりあげる。

【テキスト・文献】

受講者の様子を見て提示する。適宜、文献を紹介する。
参考文献として木村元・小玉重夫・船橋一男『教育学をつかむ』(有斐閣)を挙げておく。

【キーワード】

文化、言語・コミュニケーション、エスニシティ、国家・市民社会・公共性、人権、福祉・ケア、グローバリゼーション、平和・紛争・暴力

 

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