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社会学部講義科目

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歴史社会研究分野 基礎科目 46217 秋 月曜日2時限  木曜日2時限 2単位

ヨーロッパ社会史総論B

担当教員:阪西 紀子
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

1年生履修不可。

【授業科目の目的と概要】

近年の歴史学における大きな変化として、従来の王侯貴族の事績を中心とするいわゆる事件史から、以前は歴史の中で声を持たないとされていた人々の状況を明らかにしようとする「新しい歴史」へという動きがあります。また方法についても、考古学、図像学などに加え、社会学、人類学、心理学などからも学ぶことで、その可能性を広げてきました。このような動きを踏まえながら、この講義では、ヨーロッパ(中世を中心としつつ近世も)を対象として、社会史とは何か、どのような可能性があるのかを考えていきます。 ヨーロッパ中近世社会についての基本的な知識を持ち、それに基づき史資料を理解したり、それとの対比で現代社会の問題を考えたりできるようになることを目的とします。
 授業は講義形式で行ないます。授業中に何回か出欠調査をかねてアンケートを書いてもらい、そのフィードバックを行ないます。

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

第1回 「新しい歴史学」とは何か
第2回 カトリックとプロテスタント
第3回 カトリックの労働観
第4回 「下からの歴史」の史料としての異端審問記録①:「異端審問」、カタリ派
第5回 「下からの歴史」の史料としての異端審問記録②:「魔女狩り」、異端審問記録の作成
第6回 「下からの歴史」:「子供」へのまなざし
第7回 中世における学校と大学
第8回 民衆文化①:「民衆文化」の発見、聖人崇敬、直線的な時間と円環的な時間
第9回 民衆文化②:異教の祭のキリスト教化、贖罪書
第10回 女性の歴史①:「専業主婦」の誕生、エバと聖母マリア、結婚のモラルをめぐる戦士と聖職者
第11回 女性の歴史②:宮廷風恋愛、中世後期の都市の女性
第12回 「食物」をめぐって:聖書における食物禁忌、馬肉食、漂着物としての鯨
第13回 ドキュメンタリー・ビデオ「地下深く永久(とわ)に」を観る

【テキスト・文献】

テキストは使用しません。
 参考文献については授業中に指示しますが、授業全体の考え方に関わるものとしては、例えば、アーロン・グレーヴィチ『中世文化のカテゴリー』(川端香男里・栗原成郎訳、岩波書店、1992年)、カルロ・ギンズブルグ『チーズとうじ虫――16世紀の一粉挽屋の世界像』(杉山光信訳、みすず書房、1984年)があります。

【キーワード】

文化、平和・紛争・暴力

 

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