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社会学部講義科目

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歴史社会研究分野 基礎科目 46215 秋 火曜日2時限  金曜日2時限 2単位

アジア社会史総論B

担当教員:佐藤 仁史
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

学部2年生以上

【授業科目の目的と概要】

オーラルヒストリーという手法やそこで得られた口述資料を「一次史料」として文献史料と同様の価値のあるものとして利用していこうとする流れは、現在の歴史学研究においては相当の広がりを見せつつあります。特に多くの歴史の証人が存在する現代史研究においては極めて重要な研究手法の1つです。また、オーラルヒストリーという手法は、政治学、社会学、民俗学、文化人類学、文学の語り研究などの隣接諸分野とも密接な関係があります。本講義では、東アジア近現代史という領域に即し、具体的な幾つかのトピックを取り上げて、オーラルヒストリーやライフヒストリーという手法の概要や有効性、これらの手法を採ることで見えてくる歴史像について考えます。

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

【授業の内容】
この授業のテーマは「語りからみる東アジア現代史」です。その中では第Ⅰ部から第Ⅲ部までにわけ、それぞれに具体的な小テーマを設け、異なる地域や立場から語りのあり方や回想の仕方について考えます。

第Ⅰ部:満洲からの引揚者の語り
第Ⅱ部:神戸華僑による語り
第Ⅲ部:現代中国農村における農民の語り

【計画(回数、日付、テーマ等)】
各回の内容は次を予定しています(進捗状況によって若干の調整はあります)。

第1回 イントロダクション、様々なオーラルヒストリーの手法
第2回 満洲からの引揚者の記憶(1):戦後の引揚げとは何か
第3回 満洲からの引揚者の記憶(2):満洲からの引揚げの概況
第4回 満洲からの引揚者の記憶(3):満洲の記憶はどう記述されたか
第5回 満洲からの引揚者の記憶(4):会報からみる満洲の記憶
第6回 日本華僑史の語られ方(1):グローバルヒストリーの中の華僑
第7回 日本華僑史の語られ方(2):神戸華僑の自分史
第8回 日本華僑史の語られ方(3):「箱入り娘」の神戸華僑近現代史
第9回 日本人による中国口述調査の歴史
第10回 現代中国農村における語り(1):革命史観に基づいた語り
第11回 現代中国農村における語り(2):コミュニティ・リーダーの語り
第12回 現代中国農村における語り(3):改革開放期の語り
第13回 まとめ:歴史学におけるオーラルヒストリーの有効性と限界

【テキスト・文献】

テキストは指定せず、毎回レジュメを配布します。また適宜参考文献リストを配布し、各回の内容で参照すべき文献を紹介します。

主要参考文献は、御厨貴『オーラルヒストリー現代史のための口述記録』中公新書、2002年、桜井厚『インタビューの社会学――ライフストーリーの聞き方』せりか書房、2002年、佐藤仁史・太田出ほか編『中国農村の信仰と生活――太湖流域社会史口述記録集』汲古書院、 2008年、岩本通弥ほか編『オーラルヒストリーと〈語り〉のアーカイブ化に向けて――文化人類学・社会学・歴史学との対話』成城大学民俗学研究所グローカル研究センター、2011年。

【キーワード】

エスニシティ、国家・市民社会・公共性、グローバリゼーション

記憶、語り

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