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社会学部講義科目

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歴史社会研究分野 発展科目 46305 冬 火曜日3時限  金曜日3時限 2単位

日本社会史特論Z

担当教員:中村 江里
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

学部3年生以上及び大学院生

【授業科目の目的と概要】

テーマ:近代日本における戦争と医学・医療の歴史
 戦争と医学・医療は、近代諸国家の歴史を考える上で重要な領域であり、相互に密接な関係性を持ってきましたが、各領域の「特殊性」や「専門性」ゆえに、戦争史と医学史は互いに独立して発展してきました。しかし、1980年代以降の社会史研究や戦争犯罪研究が深化する中で、両者が交差するテーマを扱う研究が増えつつあります。この授業では、こうした研究成果をふまえ、近代日本における戦争と医学・医療の関係や、戦争が人々の心身や生活に及ぼした影響について学んでいきます。

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

1 イントロダクション:近代の戦争と医学・医療を考えるための視角
2 戦争の疫学と軍陣医学
3 近代医学と国民身体の管理(1)兵士の健康と衛生
4 近代医学と国民身体の管理(2)人口政策と性の管理
5 近代日本の帝国医療と衛生行政
6 総力戦と「福祉国家」化
7 戦争の身体経験(1)癈兵と傷痍軍人
8 戦争の身体経験(2)暴力とトラウマ
9 戦争と社会的弱者:障がい者・子ども・女性
10 ディスカッション(1)戦争は医学・医療の発展に貢献したか?
11 医学研究と戦争犯罪:731部隊による細菌戦
12 戦後処理と医学界:日本とドイツを事例に
13 ディスカッション(2)軍事研究と科学者
※授業の内容や構成は、受講者の人数や希望によって変更することがあります。

【テキスト・文献】

テキストは使用しませんが、ディスカッションの準備として事前に文献講読の課題を出すことがあります。参考文献としてさしあたり以下のものを挙げますが、その他の文献は毎回の授業時に紹介します。
神奈川大学評論編集専門委員会編『医学と戦争 : 日本とドイツ』(神奈川大学評論叢書、第5巻)御茶の水書房、1994年。
鹿野政直『健康観にみる近代』朝日新聞社、2001年。
高岡裕之『総力戦体制と「福祉国家」 : 戦時期日本の「社会改革」構想』岩波書店、2011年。
見市雅俊・斎藤修・脇村孝平・飯島渉編『疾病・開発・帝国医療-アジアにおける病気と医療の歴史学』東大出版会、2001年。

【キーワード】

 

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