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社会学部講義科目

※ 当該講義情報の詳細は 本学学務情報システム・学生ポータル CELS を参照してください。

社会学科導入科目 40109 夏 火曜日3時限  金曜日3時限 2単位

人類学概論

担当教員:久保 明教
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

主に学部一年生を対象とする(それ以外の学生も履修可能であれば受講可能)

【授業科目の目的と概要】

授業の目的:人類学的思考における相対化のプロセス(=異質な他者の側から世界を見直すことで自己の理解を改変する過程)を、様々な人類学者による分析事例と現代日本の身近な事例を比較検討することを通じて学び、その可能性と問題点を理解した上で、現代を生きる私たち(自己)と彼ら(他者)の営みについて従来とは異なる視角から捉え直していくこと。


社会人類学は、「私たち人間とはどのようなものであり/どのようなものでありうるのか」を、世界中の様々な地域で暮らす人々の営みを調査・分析・比較することを通じて明らかにしていく学問です。

「~ありうるのか」という疑問文が入っているように、人類学的に考えることのスタート地点は、知識を増やして与えられた問題に解答できるようになることだけでなく、考えるべき問いを立てることにあります。

この授業では、人類学(および隣接諸学問)において基本的な分析語彙であり、日常的にも用いられる「文化」、「意味」、「社会」、「人間」といった言葉に対して、なんとなく分かっているつもりだけれども、それは一体どういうことなのだろうか? という問いを投げかけます。具体的な検討対象となるのは近代的な社会と非近代的な社会における「呪術とテクノロジー」、「贈与と交換」、「個人と全体」といった二項の関係性です。様々な事例や理論を検討しながら、上記の問いに取り組むことを通じて、問いを立て、整理し、組み替えていく、学問の基礎的な力を育むことを目指します。

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

講義スケジュール(暫定案)

A.人類学と相対化の論理/倫理
1『菊と刀』と日本人論
2人類学的相対化の源流

B.呪術とテクノロジー
3呪術/テクノロジーの構造主義的比較
4呪術/科学の実践論的比較
5多文化主義VS多自然主義

C.贈与と交換
6贈与と近代
8現代における贈与/交換(臓器移植と生かす権力)
9家庭をめぐる贈与と交換(母子ダイアド、家庭料理)

D.全体と個人
10個人主義と全体論的社会
11戦後ロボットまんが/アニメ史における個と全体 
12CMCにおけるネットワークと個人(HP、ブログ、ニコニコ動画、Twitter、LINE)

E
13相対主義と人類学の現在

【テキスト・文献】

講義において直接言及する文献は授業開始時に配布するレジュメに記載しますが、
以下の文献は予習復習に役立つと思われます。

A ルース・ベネディクト『菊と刀』(講談社学術文庫)
 船曳建夫『「日本人論」再考』(講談社学術文庫)
Bクロード・レヴィ=ストロース『野生の思考』
浜本満『信念の呪縛』(九州大学出版会)

C今村仁司『交易する人間』(講談社)
中沢新一『ポケットのなかの野生-ポケモンと子ども』(新潮文庫)
Dルイ・デュモン『個人主義論考』(言叢社)
久保明教『ロボットの人類学』(世界思想社)
Eロイ・ワグナー『文化のインベンション』(玉川大学出版部)
春日直樹(編)『現実批判の人類学』(世界思想社)

講義で部分的に提示する担当教員の研究内容については、
以下の著作とインタビュー記事を参考にして下さい。

・久保明教『機械カニバリズム 人間なきあとの人類学へ』(講談社選書メチエ)
・「「電王戦」5年間で人類は何を目撃した?」『電ファミニコゲーマー』インタビュー記事
  http://news.denfaminicogamer.jp/interview/kubo_ai

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