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社会学部講義科目

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歴史社会研究分野 発展科目 46314 春・夏 月曜日1時限  2単位

アメリカ社会史特論Z

担当教員:丸山 雄生
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

学部3、4年および大学院生

【授業科目の目的と概要】

・アメリカ史の重要事項について基礎的な知識を得る。
・授業で取り上げた諸テーマについて歴史的背景を説明できるようになる。
・自らの関心を発展させ、調べ、レポートを書く技術を身につける。

講義形式で行う。教科書はないが、講義資料を用意する。授業では文献だけでなく、視覚資料(写真、図版、映像など)も参照する。履修者に質問したり、議論してもらったり、意見を書いてもらうこともある。

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

この授業では、アメリカ史における人間と動物の関係を考える。 動物に対する関心は近年高まりを見せており、社会史、環境史、人類学、現代思想、美術など様々な分野において人間中心主義からの脱却が論じられている。歴史学は長らく近代的な一貫した個人を主体として想定してきたが、それを再考する学術動向を整理し、動物を包摂するアメリカ文化史のための視座と方法論を検討する。
 動物は巨大なテーマだが、この授業では文化的表象を手がかりとして、関連する歴史的文脈、社会制度、環境などへと視野を広げたい。具体的には、「駅馬車」、「キングコング」、「リヴァイアサン」の3本の映画を資料として順次検討する。講義は大まかに時代順に進み、まずアメリカの自然環境の特徴や動物が新世界に与えた影響を、次いでアメリカの近代化における動物の役割や意味を、最後に現代における自然観や動物理解の変化を論じる。
 また動物を考えるための歴史学、文化史の方法論、とくに映画など視覚資料の読解と分析のための知識やスキルについても考える。

第1回 イントロダクション:講義の説明、「駅馬車」(1)鑑賞と解説
第2回 「駅馬車」(2)アメリカのトポロジーと動物:移動、放浪、西部開拓
第3回 「駅馬車」(3)動物と他者表象:インディアン、代弁、アイデンティティ
第4回 小まとめ1:発表と議論
第5回 「キングコング」(1)鑑賞と解説
第6回 「キングコング」(2)進化論とアメリカ:改革の時代の科学、人種、階級
第7回 「キングコング」(3)帝国主義のロマンス:私的空間内のジェンダーと動物
第8回 「キングコング」(4)映画と動物:ジャンル、怪物、animal/animation
第9回 小まとめ2:発表と議論
第10回 「リヴァイアサン」(1)鑑賞と解説
第11回 「リヴァイアサン」(2)現代の人間ー動物関係:環境倫理以後
第12回 「リヴァイアサン」(3)現代の人間ー動物関係:人/動物/モノの境界
第13回 小まとめ3:発表と議論

【テキスト・文献】

映像:
「駅馬車」(1939)
「キングコング」(1933)
「リヴァイアサン」(2012)
その他授業内で指示する

参考文献:
R・F・ナッシュ, 松野弘監訳『原生自然とアメリカ人の精神』ミネルヴァ書房, 2015.
Donna Haraway, Primate Visions: Gender, Race, and Nature in the World of Modern Science (New York: Routledge. 1989).
エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ, 檜垣立哉ほか訳『食人の形而上学 ポスト構造主義的人類学への道』洛北出版, 2015.
その他授業内で指示する

【キーワード】

 

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