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社会学部講義科目

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人間・社会形成研究分野 発展科目 44311 春 火曜日3時限  金曜日3時限 2単位

比較政治

担当教員:田中 拓道
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

学部3年生以上および大学院生。

【授業科目の目的と概要】

1 概要
 この授業では、おもに先進諸国の政治と政策を体系的に比較し、現代政治を分析する視角と日本に関する深い理解を獲得することを目指します。なぜ平等を重視する国と市場の自由を重視する国に分かれているのか? グローバル化は各国にどのような影響を与えているのか? 雇用や社会保障のあり方はどう異なるのか? 少子化が進む国とそうでない国の政策の違いは何か? すべての国で極右政党が伸張しているのか? 右派と左派という対立は先進国でどう変容しているのか? これらの問いを、政治制度、労使関係、政党システム、社会運動、リーダーシップといった政治学の分析視角を用いて検討します。

2 到達目標
(1)先進国の政治経済の基本構造を理解し、その中で日本の特徴、長所と問題点を把握すること。
(2)比較を通じて政治学の分析方法に習熟し、それらを用いて現代のトピックを分析できるようになること。

3 方法
レジュメとパワーポイントを用いた講義とディスカッションを組み合わせます。毎回の講義では、各トピックの概要をレクチャーしたうえで、あらかじめ用意した討議事項についてグループ・ディスカッションを行い、理解を深めます。

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

第1部では、先進国の政治を大きく「レジーム」という観点から比較し、現在までの違いを検討します。第2部では、政策トピックごとに各国の違いとその背景を比較検討します。また各回ごとに政治学の概念や方法を決め、事例分析をつうじてそれらを習得できるよう配慮します。

1 比較政治学とは何か
2 戦後レジーム
3 戦後レジームの分岐(1)イギリスとスウェーデン
4 戦後レジームの分岐(2)ドイツと日本
5 戦後レジームの再編(1)1970年代から現代まで
6 戦後レジームの再編(2)イギリス
7 戦後レジームの再編(3)スウェーデンとドイツ
8 戦後レジームの再編(4)日本
9 グローバル化と格差
10 雇用政策
11 少子化と家族政策
12 排外主義と移民問題
13 現代政治の対立軸―保守とリベラルの変容

【テキスト・文献】

政治学、比較政治の基礎文献をリーディング・アサインメントとして一部抜粋します。詳細は検討中ですが、下記のようなテクストの20~30頁程度が候補となると思います。

久米郁男ほか『政治学 補訂版』有斐閣、2011年
新川敏光ほか『比較政治経済学』有斐閣アルマ、2004年
粕谷祐子『比較政治学』ミネルヴァ書房、2014年
宮本太郎『福祉政治』有斐閣、2008年
待鳥聡史『代議制民主主義』中公新書、2015年
田中拓道『福祉政治史』勁草書房、2017年

【キーワード】

ジェンダー・セクシュアリティ、国家・市民社会・公共性、福祉・ケア、グローバリゼーション

 

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