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社会学部講義科目

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人間行動研究分野 発展科目 43304 秋 火曜日3時限  金曜日3時限 2単位

エスノグラフィA

担当教員:久保 明教
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

社会学部二年次以降

【授業科目の目的と概要】

私たちの生活は様々な種類の「正しさ」によって支えられている。文化的な慣習において適切であるという意味での正しさ(Ex. 「正しいおじぎ」)、科学的な知識として正確であるという意味での正しさ(Ex.「病気の正しい理解」)、社会的な倫理からいって適正であるという意味での正しさ(Ex.「不平等の是正)。しばしば暗黙の前提とされる、これらの「正しさ」を、世界中の様々な地域で暮らす人々の営為を対象とした民族誌(エスノグラフィ)による具体的な分析を通じて相対化し再考していくことに、人類学的研究の特徴がある。
 本授業は、人類学的思考の中心をなす「正しさ」の相対主義的な理解に関わる事例研究を詳細に検討することで、民族誌的な事例の記述から一般的な問いを探究する人類学的研究の軌跡や特徴を総体的に理解し、文化的信念、科学的知識、社会的倫理における「正しさ」について従来とは異なる仕方で捉え直していくものとなる。

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

<相対主義の源泉>
1人類学的他者の誕生(呪術概念の軌跡、進化論的人類学)
2フィールドワークと民族誌記述(マリノフスキー、ボアズ、モース)

<文化的信念>
3一見して非合理的な信念(機能主義、構造主義、象徴人類学、合理性論争)
4反=反相対主義(ダン・スペルベルとクリフォード・ギアーツ)
5実践論的信念論(浜本満、プラグマティズム、呪術論)

<科学的真理>
6近代思想と科学哲学(錬金術、実験科学、ニュートン主義、パラダイム論)
7科学技術社会論の進展(科学的知識の社会学、ブルア、サイエンスウォーズ)
8アクターネットワーク論と対称性人類学(ブルーノ・ラトゥール)

<社会的倫理>
10文化相対主義と倫理(移民排斥運動、ブルカ禁止法)
11カースト制と構造人類学(L・デュモン)
12物質=記号と土着の民主主義(M・マリオット、贈与論、人格論、チャタジー、田辺明生、市民社会論)

<文化相対主義を超えて>
13多自然主義とポストプルーラル人類学(ヴィヴェイロス・デ・カストロ、ストラザーン、中心/周縁論の更新)

【テキスト・文献】

講義のレジュメを毎回配布する。
関連する文献はレジュメにて適宜提示する

【キーワード】

 

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