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社会学部講義科目

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科目群外講義 基礎科目 47201 春 火曜日3時限  金曜日3時限 2単位

ジェンダーと社会

担当教員:佐藤 文香
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

2年生以上

【授業科目の目的と概要】

ジェンダー研究のパースペクティブを理解し、性にまつわる諸現象を脱自然化して考察する。
 20世紀後半に登場したジェンダー研究は、既存の学問の「人間」「市民」「国民」「労働者」像が実際には中立的概念ではないという認識のもとに、社会科学を中心に新たな知の構築に挑戦してきた。
 本科目では、中性的な概念の中に性を読み込んでいくことを通じ、さまざまな社会現象の中に差異を見出していく。その差異は「男」と「女」のみならず、「正常な男女」と「それ以外の人々」の間に見出されるだろう。
 また、ある差異を差別として問題化することを阻むような差異の自然化がどのように行われてきたのかを検証することも授業の重要な目的となる。ここでも「男」と「女」の差異のみならず、「正常な男や女」と「それ以外の人々」の差異がどのように意味づけられてきたのかを、あるときは歴史的な意味づけの変化として、あるときは文化的な相違として探究していくことになるだろう。
 これらの作業を行う中で、ジェンダーとはどのようなものの見方に対抗するために生まれてきた概念であり、どのような理論的変遷をとげてきたのかを理解し、家族、労働、性愛、暴力などの具体的な領域におけるジェンダー研究の知見を習得することが到達目標である。
 本科目は講義形式とし、随時VTRなどの映像資料を用いる。

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

下記テーマに関して各2回程度の授業を行う。
1.ジェンダー研究のパースペクティブ―基礎概念の整理
2.家族とジェンダー―「近代家族」
3.労働とジェンダー―アンペイド・ワーク
4.女性解放運動・男性解放運動の流れ
5.性愛とジェンダー―近代のセクシュアリティの装置
6. 暴力とジェンダー―性暴力

【テキスト・文献】

テキスト:特定のものは使用しない。必要に応じて適宜、資料を配布する。

参考文献:全体を通した参考文献としては下記のものをあげておく。
・伊藤公雄・牟田和恵編,2015,『全訂新版 ジェンダーで学ぶ社会学』世界思想社.
・加藤秀一・石田仁・海老原暁子,2005,『図解雑学 ジェンダー』ナツメ社.
・加藤秀一,2006,『知らないと恥ずかしいジェンダー入門』朝日新聞社
・江原由美子・山田昌弘,2008,『ジェンダーの社会学 入門』岩波書店.
・ジェイン・ピルチャー/イメルダ・ウィラハン,2004=2009,片山亜紀訳者代表/金井淑子解説『キーコンセプト ジェンダー・スタディーズ』新曜社.
・千田有紀・中西祐子・青山薫,2013,『ジェンダー論をつかむ』有斐閣.
・木村凉子・伊田久美子・熊安貴美江編著,2013,『よくわかるジェンダー・スタディーズ ―人文社会科学から自然科学まで』ミネルヴァ書房.
・川口章,2013,『日本のジェンダーを考える』有斐閣.

各回の詳細な参考文献については下記を参照。
http://fumika-sato.wixsite.com/hitotsubashi/blank-3

なお、担当者の専門分野としては下記を参照のこと。
・佐藤文香,2004,『軍事組織とジェンダー ―自衛隊の女性たち』慶應義塾大学出版会.
・シンシア・エンロー,上野千鶴子監訳・佐藤文香訳『策略 ―女性を軍事化する国際政治』岩波書店.

【キーワード】

ジェンダー・セクシュアリティ、人権

 

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