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社会学部講義科目

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歴史社会研究分野 基礎科目 46218 秋 火曜日3時限  金曜日3時限 2単位

アメリカ社会史総論A

担当教員:貴堂 嘉之
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

学部2年生以上。

【授業科目の目的と概要】

2016 年大統領選でのトランプの当選は、アメリカ社会にある分断をさらに深刻化させ、アメリカの今後を展望すること は現時点できわめて難しい。アメリカの自由やデモクラシーの伝統が守られるのか。「移民国家」としての自画像にも変化があるの か。この激変するアメリカの現在を意識しつつ、本授業ではアメリカの歴史を概観する。とくに本年度の授業では、「移民国家」アメ リカの歴史に焦点をあてて、その成り立ちから揺らぎまでをカバーすることにする。

授業の目的:
1 アメリカ政治や歴史の基礎知識を身につける、
2 人の移動の世界史として近代を見る手法を学ぶ、
3 人種やエスニシティ、ジェンダーなど人文・社会科学の基礎概念を学び、その問題系を理解する

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

1.イントロダクション

第1部 アメリカはいつ移民国家となったのか?
2.「移民国家」神話の系譜
3. 人の移動史から捉え直すアメリカ史−包摂と排除、差別の諸相−

第2部 中国人移民と南北戦争・再建期
4.ゴールドラッシュとチャイナタウン
5.分水嶺としての南北戦争、排華運動と移民制限

第3部 「国民」を管理する
6.出入国管理のスタート−ヨーロッパ系移民の玄関、エリス島−
7.拘禁、人種隔離の施設−アジア系移民の玄関、エンジェル島−

第4部 日本人移民と二つの世界大戦
8. 日本近代史における「日本人移民」という問い、 日本人移民とは誰か −「元年者」と官約移民
10. 転機としての第一次世界大戦 −人種主義の壁−
11.日系人強制収容と442部隊

12.第5部 アジア系アメリカ人の戦後
 ・アジア系移民詩第二幕の始まり
 ・日系人リドレス運動

13.終わりに−アジア系移民の歴史経験−
 ・移民の国アメリカの行方 —9.11同時多発テロとアジア系移民—
 ・エンジェル島の歴史経験を語り継ぐために
 ・ハワイの日系人収容所ホノウリウリの発掘保存
 ・海を渡る「慰安婦」問題 —戦争の記憶と歴史的賠償の政治—
 ・21 世紀の「アメリカ」を再定義する

【テキスト・文献】

和田光弘編『大学で学ぶアメリカ史』(ミネルヴァ書房、2017)

【キーワード】

文化、言語・コミュニケーション、エスニシティ、ジェンダー・セクシュアリティ、国家・市民社会・公共性、情報・メディア、人権、グローバリゼーション、平和・紛争・暴力

 

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