社会学部の授業情報

サイトトップへ戻る

サイトトップ > 社会学部授業情報 > 社会学部講義科目

社会学部講義科目

※ 当該講義情報の詳細は 本学学務情報システム・学生ポータル Mercas を参照してください。

総合政策研究分野 基礎科目 45203 冬 火曜日2時限  金曜日2時限 2単位

雇用関係総論

担当教員:西野 史子
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

全学部2年以上

【授業科目の目的と概要】

21世紀を迎えた日本の社会では、雇用、労働に関連して大きな変動が次々と起こっています。毎日の報道を見ても、若年不完全就労の問題、労働市場のグローバル化を象徴する外国人労働者問題、格差社会との関連で注目を集めるようになった働く貧困層Working Poorの問題、労働契約法をめぐる労使の論争など、枚挙に暇がないほどです。雇用関係Employment Relationsは、現代日本の社会変動を理解するうえで、避けて通ることのできない重要なテーマとなっています。

雇用関係総論では、二年次より履修可能な学部基礎科目にふさわしく、雇用・労働に関して初修者が専門的な研究に入っていくための「基礎」を学びます。
主に、現代日本の雇用関係に関して、現代的なイッシューを取り上げながら、社会学などの関連理論を適用してその本質を解明していきます。国際比較を行いながら、日本の雇用関係の特質を理解していきます。

講義が中心ですが、教員の問題提起に対し発言を求めたり、グループでディスカッションを行ったりと、双方向的な進め方を目指します。
また、グループによる研究発表も予定しています。

【授業の内容・計画(回数・日付・テーマ等)】

いつの時代も雇用は国の経済を支える重要な部分であると同時に、個人の生活にとっても重要な部分です。雇用関係とは、ミクロでは個人と企業との雇用をめぐる関係のことを指し、マクロではそのシステムのことを指します。新聞やメディアで、雇用慣行の変化、新卒採用慣行の是非、非典型雇用の増加などが取り上げられていますが、表面的な部分は変容しつつも本質的な根幹は変化していないとも考えられます。本講義では、歴史分析や国際比較を用いながら、表層と本質を腑分けし、日本における雇用関係の本質を理解していき、変化の方向性について正しく理解していきます。

内容は次の3部構成になっています。
1 日本型雇用システムの生成と変貌
 1-1 日本型雇用システムの特徴と生成
 1-2 マースデンの類型から見た日本
 1-3 変貌するキャリア(ディスカッション)
 1-4 日本型雇用システムと労働時間
2 女性労働とワークライフバランス
 2-1 女性労働を取り上げる意味、5つの特徴
 2-2 女性労働と日本型雇用の関係
 2-3 ワークライフバランス (ディスカッション)
3 非正規雇用の拡大
 3-1 非正規雇用とは その日本的特徴
 3-2 パート労働と政策、企業の人事管理
 3-3 派遣・請負と政策 (DVD)
 3-4 若年労働市場とダブルトラック
4講義のまとめ
 4-5 労働市場規制と日本型雇用システム

【テキスト・文献】

テキスト:『産業・労働社会学』小川慎一・山田信行ほか 有斐閣 

【キーワード】

ジェンダー・セクシュアリティ、国家・市民社会・公共性、福祉・ケア、グローバリゼーション、経済・開発

 

このページの一番上へ